こんにちは!
JBCA福井支部 講師 株式会社ボリスビアンの羽野です。
先日、未来の美容師に向けて「接遇マナー」の授業を行い、
いよいよ来年から社会人デビューとなる美容学校の2年生を対象に、「技術を習得するまでにできること」をお話しました。
社会人1年生は一生に一度きり。社会人としての基盤が育つとても大事な時期です。
美容師は、お客さまの人生の節目節目で関わるとても大切なお仕事。
技術だけを習得すればお客さまから支持をいただけるわけではなく、施術する前の段階で、印象を良くすることが大切ということが少しでも伝わればと思い、たっぷり180分授業を行いました。
美容学生なので、技術に関すること、現役美容師からのリアルなサロンワークの話のほうが楽しいだろうなと思っていたので、できるだけ分かりやすく、楽しくなるようにグループワークの時間を作りました。
美容師として大切なことはお客さまのことを知ること‼
ご要望やお悩みを引き出し、滞在中に楽しんでいただくことを考えて、『聴く』スキルが必要です。
お客さまのお話を、相手の立場に立って聴き、共感するために「耳」「目」「心」を使ってコミュニケーションを取ります。
今回の授業では、3人1組のグループで
①表情 ②目を合わせる ③同調する ④うなずく ⑤相づち ⑥オウム返し
この6つを意識し、それぞれ「美容師を目指したきっかけ」「理想の美容師像」をインタビュー形式でヒアリングし、発表してもらう時間を作りました。
人間関係の構築には、コミュニケーションが必要ですが、相手に伝わる話し方、話しやすくなるような空間作り、言葉だけでなく、表情や仕草からも「気持ち」が伝わるものだということを知ってほしいなと思い、弊社の新人研修でも必ず実施している内容です。
授業をしながら生徒の様子を観察していると、質問したことにすぐ返事をくれる子、率先して周りの子たちをまとめてくれる子、頭に「?」がつきながらも一生懸命考えて答えてくれる子、180分と長い時間だったので、集中力が途切れてしまう子など、50名いれば反応もさまざまで、改めて集合授業の難しさを感じました。
一度だけでなく、専門学校生活2年間で、今回のような授業がもっと増えるといいなと思っています。